読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

シンガポールでC4カクタス買いました

シンガポールでカクタス買いました。日本発売まで実際乗ってみての感想等をお届けするのが目標です!がシンガポールの話もしまーす

情弱日本人から見たシンガポール

シンガポールという国は、淡路島を日本国から独立させて、資本主義・市場競争原理の実験場として、淡路島国政府の厳格な計画とコントロールのもと、島の経済発展のために外国(日本含む)資本をぶちこみまくって、ニューヨークみたいなったようなもんです。まあニューヨークは言いすぎかもしれませんが、この国のおじいさんおばあさんたちは、そんな風にこの国の変化を体感してきたんじゃないかと思います。

先日、Long Long Time Ago (我们的故事)という、シンガポール独立前後の時代の庶民の生活を描いた映画を見ました。そこでは、田舎の農家(カンポン、Kamp pong)での生活と人間模様が描かれていて、「シンガポールも昔はこうだったんだなぁ」なんて感慨深かったのですが、まず、話してる言葉が今耳にする中国語と全然違います。嫁さんに聞くと、これは中国語の方言の一つで、昔はシンガポールでも中国語のいろんな方言が話されていたらしいのですが、それぞれ別の言語みたいなもので、異なる方言を話してる人同志はお互い言ってることが理解できないらしいのです。そこで、シンガポール政府は「方言禁止令」を出し、国民に標準中国語(北京語・マンダリン)を使うことを強制しました。これって、安倍さんが「今日から大阪弁禁止なんで東京弁を使ってちょ。うぇーいw」と言ってるようなもんですよ。日本だったら道頓堀爆発しますよね(リー・クアン・ユーさんが「うぇーいw」と言ったかどうかは知りません)。さらに、公用語を英語とし、教育を含めた公の場で英語を使うことを強制します。これで、中国語圏の人と、インド系・マレー系のような他の言語圏の人同士のコミュニケーションも円滑になり、国が発展する下地ができたのです。ちなみに、テレビでやってる昔の香港映画とか、ほんとは全部広東語なんですけど、テレビでは完全に北京語に吹き替えられています。文化的ノスタルジーでその方言を聞くことも許されないわけです。また、学校では、授業は全て英語で行われ、中国語は外国語として学習しますので、中国語を話している国にもかかわらず、学校の中国語の授業についていけない、とかいう意味不明なことが起きており、実際、中国語の作文専門の塾とかがショッピングモールの中にあったりします。ちなみに、シンガポールの学校の授業は非常にハードで、「学校の授業についていくために塾に行く」というのが定説になっています。学校の授業だとぬるすぎて受験に支障が出るから塾に行く日本とは、政府の気合の入り方が違います。そして、小6で日本で言うとセンター試験のような、その後の人生を大きく左右する超重要な統一試験が行われるという「全国民に中学受験を強制」みたいなことになっており、そのテストでよい点を取るということが子を持つ親の最大の関心事となっています。この国にはのんきにTVゲームやったり野球したり遊びほうけてる小学生はいません。他人に勝つため、経済的優位を築くため、1歳半から「保育園準備クラス」に入り、「小学校での授業についていくための準備」が始まるのです。子供たちにかかるプレッシャーは並大抵のものではないでしょうが、それがこの国のリアルなのです。そして、保育園児のうちの子にも毎日英語と中国語の宿題が出るのです。

ちょっと気になって、嫁さんに「今でもカンポンってあるの?」と聞いたところ、「一つか二つ残ってる」らしいです。国土の狭いシンガポールでは、近代化と農村は両立しえないのです。政府主導の近代化と、徹底した合理主義と競争原理。さらにうら若き男子には、2年間の「徴兵」があります。それでも人々は今日もタフに、したたかに日々の生活を送っています。が、彼らの普通の日常は、頼まれてもないのに勝手に日本を飛び出して、呼ばれてもないこの国で結婚して子供を育てることになった情弱日本人の私を、今日も直撃するのです。うぇーいw。