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シンガポールでC4カクタス買いました

シンガポールでカクタス買いました。日本発売まで実際乗ってみての感想等をお届けするのが目標です!がシンガポールの話もしまーす

科挙の島 シンガポール

うちの子ももう3歳、そろそろ小学校のことをマジ真剣に考えなきゃ。。ってはえーよって?いや、これでデフォです。シンガポールでは。

 

シンガポールでは、子供たちは小6の時点で、PSLAという統一テストを受けさせられ、その点数いかんによって、エリート大学進学コースか、非エリート職業訓練コースか、小学校浪人(!!)かが決まります。シンガポールに大学は数えるほどしかありませんので、限られたリソースは優秀な人間に割り当てるということでそうなってるんですが、小学校浪人はさすがに「いくらなんでもそりゃねぇだろう」と思います。それが普通の感覚だと思うのですが、この国ではどうも違うようです。。

 

ちなみに、昨年のテストでは、1.7%の小学生が落第したようです。もう一回言いますが、小6ですよ??

こちらを参考にさせていただきました↓

 

で、お察しのとおり、何が起きてるかというと、日本どころではない「お受験」の加熱です。日本では中学受験なんていうと、やりたい人がやるって感じで、普通の人は公立に行けばいいっていう感覚ですし、地方からすりゃそんなん東京もんがやるって感覚もあるでしょうし、一般的にお母さんがヒートアップして、お父さんは冷静(あるいは仕事仕事で興味なし)なんてことも多いかと思いますが、ここでははすべての小学生が強制受験、そして両親マジ参加の大学進学争奪戦、サバイバル・ガチバトルです。書いてて死にたくなってきましたが、こんな人口密度の高いちっこい国で、子供のときからこうですから、これは圧力釜ならぬ圧力島ですよね。。

 

また、シンガポールは開発独裁ですから、経済成長の妨げになるので国民が政府の批判をすることを許しません。デモや集会をすると警察にしょっ引かれます。テレビも書籍も検閲されており、国民に政治的発言の自由はありません。それでも国民は、国が経済成長しているから納得している面もあるでしょう。逆に言えば、政府は何が何でも経済成長を続けなければいけないわけです。

 

で、国民の幸福度は先進国中で最低だよと。まあそりゃそうだろ↓

"クアンユー元首相のもうひとつの戦略は「超官僚国家」。8万2000人の国家公務員の中に「エリート官僚」がいて、年俸は1億円とも2億円とも言われる。一般の官僚も、国の経済が発展すれば連動して給料が上がる。「自分の仕事が国のパフォーマンスにリンクするため、頑張る」というしくみになっているのだ。" (上記記事より引用)

 

知人のご子息は大変優秀だそうで、シンガポール政府のお金でフランスに留学したりしていますが、将来シンガポール政府の仕事をいたしますという条件つきだということでした。また、成績優秀な生徒には国から奨学金がバンバン出ます。「金は返さなくてよい。その代わりシンガポールのために働きなさい」ということです。こうして、シンガポール政府はエリート官僚の青田買いをするのです。そして、シンガポール首相の給料は世界一でアメリカ大統領より高いと。

 

シンガポール人は経済合理的(意訳:金金金)ですので、将来は官僚、あるいは政府系の仕事を目指す、みたいな感じなのかもしれません。日本と違い、安定のためではなく、金を稼ぐために官僚になるという。。事実、経済開発庁には億単位のプレーヤーがいるようです。

 

PSLEは現代の科挙なのかもしれません。 

 

"ジャーナリストの竹田圭吾氏は、この国の特徴を「国というよりも『会社』。効率を追求して富を集中させ、いかに利益をあげるかに徹している国。会社なので言論の自由はいらない」とした上で、シンガポール教育の特異性について語った。"(上記記事より引用)

 

……なるほど、シンガポールは会社だったのか。。どおりで息苦しいわけだ。

 

昔、こちらで単身赴任されている方とお話ししたとき、奥様が「シンガポールで子育てしたくないと言っているから」と言っていました。情弱の私にはそのときはなんでだろうとしか思わなかったのですが、今はなんとなく理由がわかる気がします。

 

さて、こんな国で「勉強だけが全てじゃない」なんて言ったら、嫁さんからは回し蹴りがとぶでしょうが、せめて子供がプレッシャーでおかしくならないようにはしてあげたいと思います。私にできるのはそれくらいしかないですから。