シンガポールでC4カクタス買いました

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シンガポールの小学校に入るために必要なもの…それはコネ!

今年も、シンガポールの小学校のRegistrationが迫ってきました。Registrationとは、ローカル小学校の入学手続き、出願のようなものです。

 

シンガポールの学年は、1月始まりですので、1月の時点で子供が6歳になっている年が小学校入学の年です。

で、その前年、1月時点で子供が5歳になっている年に、Primary School Registrationという出願を行う必要があります。

 

シンガポールのローカル小学校には入学試験はなく、近隣住民に入学の優先権が与えられます(1km圏内がベスト)。

シンガポールのローカル小学校はすべて公立なので、まあそれで普通ですよね。

 

ところがどっこい、普通のことが普通でなくなるのがシンガポールの小学校事情ですので、話はそんなにシンプルではありません。

 

小6の時点で、全国統一小学校卒業試験(PSLE)が行われ、その成績次第でその後の進学先が決まってしまうことは以前書きました。

 

実は、各小学校は、PSLEやらなんやらの成績を公表していて、その結果、学業成績優秀な小学校がすっかりランキングされて白日のもとにさらされているのです。

(日本の高校の大学進学実績みたいなものですね)

 

で、もちろんそんなデータがあったが最後、子供をランキング上位の学校に入れたいと思うのがキアスー親心ですので、人気校には出願が殺到するという現象が起きています。

 

つまり、入学試験がないにもかかわらず、生徒を選抜をしなければならないと言う事態が起きているのです。

 

では、学力テストを課さずに、どうやって入学者を選抜するかというと、コネと抽選(balloting)です。

 

どうやって選抜が行われるかは、教育省(Ministry of Education, MOE)が明確にルールを定めています↓

 

では、順番に見ていきましょう。

 

最優先でその小学校に入れるのは、現在、兄弟がその小学校に通っているケース(PHASE1)です。

 

次に、親や兄弟が昔その小学校に通っていたり、その小学校の仕事をしていたり、役職者であるケース(PHASE2A)です。

 

で、次に、親がその小学校のある地域のボランティア活動等をしたりして、community leaderであるケース(PHASE2B)です。

 

で、ようやく、親がその小学校には何の縁もゆかりもないが、単に近くに住んでいるケース(PHASE2C)です。

 

まあ、普通の人は2Cですよね?

ですが、人気校になると、PHASE2Cに行く前に定員がほぼ埋まってしまうのが現状で、PHASE2Bですら抽選であることがざらです。

 

では、学校の近くにも住んでいない、コネもない、でもその学校に行かせたい場合は、どうするかというと、まず、その学校の1km圏内に引っ越します。そして、人気校ですと、PHASE2Cだとチャンスはほとんどないので、PHASE2Bで出願するべく、子供が小学校に入学する2-3年前から、学校や地域のボランティア活動に参加するのです。

 

で、それがまさに今、うちでやろうとしていることで、家を売って、学校の近くに引越しを考えています。

そして、どうやったらPHASE2Bで出願できるかを小学校に問い合わせ、嫁様が福建協会(出自を福建省に持つ華人・華僑 のグループ)に入って、community workをすることになりました。というのも、その小学校は、福建省出身の人によって設立されたからです。

 

福建協会に入会の申請ができたのは、嫁様の家系がたまたまその地方の出自であったからで、完全に運です。そして、嫁様のお父さんの出生証明書なんかもチェックされ、ああこれは間違いなく福建ルーツだわ、と分かって、年会費750ドルを払って、まだ承認待ちという意味の分からないことになってます(汗)。

 

そして、一番恐ろしいのは、そこまでやったとしても、まだ抽選があるので、その小学校に入れるかどうかは運次第なのです。

 

まあ、以上の話は、いわゆる有名校にあたる学校の話で、真ん中くらいのランキングの学校なら、もっと入りやすいのではないかと思います。それでも、選抜条件は一緒なので、コネのある人が優先されるのは同じです。抽選の当選確率が上がるだけかもしれません。

 

では、万が一抽選に落ちてしまった場合はどうなるかと言うと、教育省がまだ空きのある小学校を探し、強制的にそこに通わせる、ということになります。

選ばれた学校が、たとえ家から遠く不便な場所にあっても、親は文句をいう事はできません。

 

うちの場合ですと、PHASE2Bで抽選に外れてしまった場合、PHASE2Cで、その近くの小学校で再トライ、という流れになります。それでもダメだったら、もうどこの小学校に飛ばされるか分かりません。

 

そもそも、子供を小学校に入れるためにボランティアをやるということがおかしいのでしょうが、まあ、それは日本の就職活動でも常套手段としてアピールすることですのでよいとして、シンガポールの場合、それを役所が明確にルール化しているのがすごいと思います。

 

最後に、シンガポール人でもPR(永住市民)でもない子供を、シンガポールの有名校に通わせたい場合(PHASE3)はどうでしょうか?可能性は限りなくゼロでしょう(各フェーズに少ないながらも一定数の席を確保することになっているからゼロではない)。

 

まあ、普通に考えて、自国民ですら席の奪い合いが起こっているのに、外国人を入れる余裕なんてないですよね。

でも、投資家のジム・ロジャーズさんの娘さんは超がつく有名ローカル校に通っています。

何事も例外がある、ということですね。