シンガポールでC4カクタス買いました

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「早期教育」は本当に有効かを考える ~「日本の難点」(by宮台真司)を読み直し ②

前回(↓)の続きです。 

 

さて、宮台さん自身、早期教育を受けたブームの第一世代だそうですが、ご自身の経験から、いわゆる世間一般でいう幼児教育に意味はない、と言います。

 

”早期教育をやろうがやるまいが、「地アタマ」はさして変わりません。一卵性双生児の研究からそのことは実証されています。”

”同じ「地アタマ」で、片や、勉強し続けて、大学受験で追いつかれるガリベン君。片や、勉強する代わりにさまざまな経験を積んで人や社会について見聞を深めて動機づけを獲得したうえで、大学受験直前においつく非ガリベン君。どっちが良いかです。”

 

いきなりの突き放し、キターーーーーーー!

それを言っちゃったら身も蓋もないやん。。

 

これはご本人の麻布中高での経験をもとに得られた結論だそうです。早期教育やら受験競争やらで親にガリ勉させられて成績トップで中学に入ってきたガリベン君たちを、その後の6年間で、勉強以外のこと、恋愛などの人間関係で経験値を上げた非ガリベン君(宮台さん本人を含む)たちが大学受験直前にゴボウ抜きするのを目の当たりにされたそうです。

 

しかしながらこの論でいくと、もともと地アタマのよくない子は、一生懸命勉強してもムダ、ということになってしまいますよね。地アタマがよくない子が、勉強以外のことに血道をあげると、地アタマがよくなるのであれば別ですが、一卵性双生児の研究の実証ではそうではないとのことですので、勉強弱者はどれだけがんばっても勉強強者には追いつけないということなのでしょうか。そういう風に読むと、地アタマのよい子は人間関係を積んでさらに強者になって、そうではない子はどうがんばっても追いつけないというエリート思想が根底にあるようにも読めます。

 

そうなると、この主張は、もともと地アタマのよい、東大に行くような子に、勉強ばっかりガリガリやってヘタレになるな、と言っているのであって、そもそも地アタマの悪い子は議論に入ってないのかもしれません。そういえば、宮台さん本人も、日本に真のエリートがいないとかなんとか、嘆いていらっしゃったような気もしますし。。

 

それでは、コツコツ勉強しても、一晩寝たら忘れてる貧弱な脳みそをもって生まれた私のような人は、この地アタマのいい方の論から何も得られないのでしょうか?

 

個人的には、そうでもないと思っていまして、読み取るべきは、さまざまな人間関係や社会経験を通じて子供は成長するべきであり、勉強ばっかりガリガリやってても、いつか息切れするか、自分を見失うということなのではないかな、と思います。

また、仮に地アタマがよくなくて、どれだけがんばっても勉強ができなくても、その後の人生で、「地アタマのよいヘタレ」には勝てる、と読むこともできると思っています。

 

シンガポールのような国にいると、小6のときのペーパーテストでその後の人生が決まってしまうかのような錯覚におちいりがちですが、んなわけはゼッタイになくて、仮にテストでよい点が取れなくて、大学進学コースから外れてしまっても、自分を卑下せず、自分自身を信頼して生きていくことはできるはず。それを子供に教えることができるのは、子供を信頼している非ヘタレ親だけです。

 

私自身はヘタレですが、(私のようなヘタレになってほしくないので)子供にはゼッタイの信頼を置いています。仮に子供が学校で勉強ができなくて学年ビリだったとしても、その信頼は変わりません。どうなっても、親が「大丈夫、いけるよ」という態度でいる限り、子供はどうなっても自分を信じて、前を向いて進んでいけると思うからです。

 

勉強ができたら「私は特別だ、もう人生安泰だ」と思ったり、勉強ができなかったら「私はダメだ、もう人生希望がない」と思ったりしがちですが、どちらも私が子供に望むことではありません。

 

 (③に続きます…まだ書いてないけど)